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"単身赴任に伴う住民票の移動はするべき?住所によって住民税は変わってくる? "

【質問】
単身赴任にともなう住民税の増減について、教えてください。

私は、情報通信関係の中堅企業に勤めています。
今度、わが社が、他県に支社を作りました。
広域展開の第一歩です。

それで、私も初めての転勤をすることになりました。
支社が軌道に乗るまで、支社でアドバイスをする、ということなのです。

我が家は、妻と子供2人、という構成です。
子供の学校のことがあるので、家族は、移動できません。
私が単身赴任です。

それで質問なのです。
住民税は、住所によって変わるのでしょうか?

現在の税制では、県民税が4%、市民税が6%ですよね?
税金は、全国一律ですよね?
だから、住民税は変わらない、と思っているのですが、違いますか?

もしも、ですが。
単身赴任で行く県の方が、住民税が高いとします。
それならば、住民票を、移動しない方がいいですよね。
でも、住民票を移動しないままで、いいのでしょうか?

さらに質問が続きますが。
単身赴任で、家族が分かれたとき。
それぞれへかかる税金は、どうなるのでしょう?
こうしたことを、教えてください。

今になってみると、税金のことを、知らないままに過ごしていました。

仕事では、支社でアドバイスできます。
でも、税金では、アドバイスが必要なのです。
よいアドバイスを、お願いいたします。

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【回答】

■住民税の税率は全国一律?


住民税とは市町村民税と道府県民税の総称のことを言いますが、市県民税について
は所得割と均等割とに区分されています。


所得割とは前年の所得金額に応じて課税されるもので、均等割とは所得金額に関係
なく定額で課税されるものです。


従って、私たちは市県民税については所得割と均等割を合算した金額を税金として
納めているわけです。


そして、その所得割の税率が市民税が6%で県民税が4%となっており、全国一律と
なっています。
だから、収入が変わらないのであればどこに住んでも住民税は同じということです。


ちなみに均等割については市町村によって基準が違いますが、あっても微々たる
金額となっています。


さて住民税に関しては全国一律であるということが、お分かり頂けましたでしょうか。
それでは次に、単身赴任に伴う住民票の移動はするべきか、それともしない方が
良いのかをお話したいと思います。


まず住民票とは、一般的に家族単位で登録している方がほとんどだと思います。
従って、旦那さんが単身赴任となる場合は現在の住所地においては奥さんが
世帯主となるわけです。


さらには旦那さんが単身赴任を終えて戻って来た場合、旦那さんを世帯に
入れる際には奥さんがそのまま世帯主となります。


特に問題はないと思いますが、世帯主とは世帯の第一生計者であるのが
一般的なので、ちょっと不思議な感じですね。


それではメリットについてお話します。
おおまかに4点ありますが、


① 公民館やスポーツ施設,健康診断など、自治体が提供しているサービスを
  受けることが出来ます。自治体サービスはその地域に住んでいる住民に
  実施されるので住民票を移動しないと不便のようですが、勤務する職場が
  同じ自治体内であれば移動していなくても、これらのサービスを受けること
  が出来ます。


② 運転免許証の更新手続きの通知ハガキが、新住所に届きます。


③ 新住所にて住民登録や印鑑登録をしておけば、必要な場合にわざわざ
  家族に送ってもらう手間がかかりません。


④ 40歳を過ぎると介護保険料を支払う義務がありますが、この保険料は
  自治体ごとに差があります。
  自治体によっては年間で2万円~7万円も差が生じることがあるので、
  新住所の介護保険料が安ければお得になる場合もあるでしょう。


次に、デメリットについてお話します。

  
■住民票を新住所へ移動するデメリットとは?


① 先ほど住民税は所得割と均等割の2種類から構成されているとお話
  しましたが、この均等割とは世帯ごとにかかる税金です。
  従って、世帯を分けるとそれぞれの世帯に均等割がかかることになる
  ため、その分税金が高くなってしまいます。


② 住民票を移動すると、今までの住所における選挙権がなくなります。
  もちろん新住所にて選挙権は取得できますが、住民登録後3ヶ月間は
  投票権がありません。


■一般的には住民票を移動するべき?しなくても良い?


ここまで住民税のお話、メリット&デメリットについてお話して来ましたが、
一般的には単身赴任をするお父さんは住民票を移動するのでしょうか?
しないのでしょうか?


答えとしては、移動させないお父さんがほとんどです。
単身赴任地は仮りの住まいであって、やはり生活の拠点は家族が住む
住所です。


まず世帯を分けることにも違和感はあるし、住民税が2つの住所にかかると
いうことは無駄な気がします。


もし住民票などの書類が必要になった場合は、少し手間ですが家族に
頼めばいいわけですし、選挙に行けないくらいそんなに不便ではありません。


単身赴任の際の住民票移動は義務ではありません。
とりあえずは住民票はそのままにしておいても、良いでしょう。

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